こんにちは!バードです。
今回はイタリアのイケメン3人組アーティスト「イル・ヴォーロ」を紹介します。
この人たち、あの「3大テノール」の再来って言われているんですよ。
「え、そんなすごい人たちなの・・」
「3大テノールご本人、まだご存命の方もいらっしゃるのに、再来なんて名乗っちゃって大丈夫なの?」
なんて声がちらほら聞こえてきそうですが・・・
さぁて、いったいどんな人たちなのか、これから深掘りしてゆきましょう!
それでは最後までお付き合いくださいませ!
そもそも「3大テノール」、どんな人か知ってますか?
さて、そもそも論で「3大テノール」、きちんと言えますか?
- 正解はこの方々です。
- ・ルチアーノ・パヴァロッティ(1935~2007)
- ・プラシノ・ドミンゴ(1941~)
- ・ホセ・カレーラス(1946~)
この方々、1990年、イタリアで開かれたサッカーワールドカップの前夜祭で華々しくデビューします。
その後の活躍はご存じの通りですが、彼らについて語りだしたらキリがありませんので、別の機会に紹介してゆきます。。
ちなみに、誕生30周年を記念し、2021年1月、3人のドキュメンタリー映画が公開されました!
およそ17年間に及ぶ彼らの活動の軌跡ですね。
CDも多数発売されています。
彼らの歌声をよーく聴いてみてくださいね。
イル・ヴォーロ誕生のきっかけ
さて、話をイル・ヴォーロに戻しましょう。
まずは3人のプロフィールから。
- ・ジャンルカ・ジノーブレ 1995年2月11日生まれ イタリア・アブルッツォ出身
- ・イニャツィオ・ボスケット 1994年10月4日 生まれ イタリア・ボローニャ出身
- ・ピエロ・バローネ 1993年6月24日生まれ イタリア・シチリア出身
デビューのきっかけは2009年。
イタリアのテレビ局のオーディション番組で、3人それぞれ別々に出演。
この時、3人は若干14,5歳でした。
にしてもイタリア人、早熟というか、老け顔。。。(表現悪くてすみません!)
この時、番組制作担当者が、
「3大テノールみたいなユニット、作ったら話題になるんじゃね?」
なんて発想で少年3人を合体させてユニット結成!させちゃいました。
番組発の企画ユニット誕生の瞬間です。
この辺の手法、世界共通なんですね。
話題になったもん勝ち!
みたいな。。
結果3人はこの番組で知り合うこととなるのですが、
この番組内で、かの名曲「オー・ソレ・ミオ」を披露します。
これがイタリア音楽界の大御所、トニー・レニスの目に留まり、
「お、すごいやんけ、この若造たちは!」
となり、一気にメジャーデビューへと話が進みます。
当時トニーはこう語っています。
「最初フェイクだと思ったよ。まさか3人の子供、14歳と15歳がまるで45歳のテノール歌手のように歌うとは!」
いかに彼らの歌唱力が群を抜いていたかがわかりますね。
その後の彼らの輝かしき経歴
2010年
ファーストアルバムリリース。
これがいきなり大ヒット。
その後、前年起きたハイチ地震のチャリティーシングルに参加。
このシングル、80組の世界的アーティストが参加しています。
- ・セリーヌ・ディオン
- ・ボノ
- ・レディーガガ
- ・カルロス・サンタナ
- など蒼々たるメンバーが名を連ねています。
2011年
アメリカの超一流メジャーレーベル「ゲフィン・レコーズ」と契約。
4月発売のアルバムはビルボード・チャートで6位まで上り詰めました。
そこからは活躍が世界中へと広がり、世界を股にかけたコンサートツアーが組まれるようになります。
そしてついに元祖「3大テノール」の一人と共演を果たす!
2016年7月、イタリア・フィレンツェのサンタ・クローチェ広場にて「3大テノールに捧げるコンサート」を開催。
このコンサートでついに3大テノールのひとり、プラシノ・ドミンゴが「指揮者」として共演することとなりました。
ここでドミンゴから
「彼ら3人の青年たちは、私たちの思いを継いでくれている。 」
という言葉をもらっています。
思いの継承が行われたみたいで、何だか感動しますね。
彼らの歌の原点とは
彼らのユニット名「イル・ヴォーロ」とは、イタリア語で”The Flight”(飛ぶこと/飛行、の意味)で世界に羽ばたき、飛んでゆきたいという彼らの思いが名前に現れています。
メンバーはこのように語っています。
「僕たちは(クラッシック)音楽の僕たちの愛を世界中の人々と共有したいと思っているんだ。僕たちと同じ世代の子供たちともね。」
自分たち若い世代に、もっと音楽を、クラシックを身近なものに感じてほしい!!
そんな彼らの熱い思いが歌に込められている気がしてなりません。
若干14歳でデビューした彼らも2021年でデビュー11年目。
これからのさらなる活躍に目が離せませんね!
以上、バードでした!