ハーモニカって1種類じゃなかった?!知られざるハーモニカの魅力を紹介!!

楽器

こんにちは!バードです。

今回は意外と知らないハーモニカの「あれ」「これ」にスポットを当ててみたいと思います。
ハーモニカってひとことで言っても、いろんな種類があるって、知ってました?

そんな素朴な疑問から、その哀愁漂う音色の魅力まで深掘りしてゆきたいと思います。

最後までお付き合いください!

1.ハーモニカは大きく分けて3種類!

一見、どれも同じに(!?)見えてしまいがちなハーモニカ。
実は大きく3種類に分類されるんです。

①10ホールハーモニカ
②複音ハーモニカ
③クロマチックハーモニカ

「え?全部聞き覚えがないんですケド・・・」

。。でしょうね。
それではこれからそれぞれを解説してゆきましょう。

2.「10ホールハーモニカ」の特徴

いわゆる、みなさんご存じのハーモニカがこちらになるんではないでしょうか。
「10個穴が開いているから、テンホール。」
うん、分かりやすい。

こちらの別名「ブルース・ハープ」。

ほら、聞いたことあるフレーズでてきましたよね。
よくギター演奏しながら、吹いてるあれですよ、あれ。

しかしこのブルース・ハープという名称、実は後述するハーモニカメーカーの最大手「HOHNER(ホーナー)社」の商品名なんです。
この商品がメジャーになりすぎてしまい、「10ホールハーモニカ=ブルース・ハープ」となってしまったんですね。

これ、「携帯音楽プレーヤー=ウォークマン」と呼ばれた現象と同じパターンですよね。

なんせ、ブルース・ハープ。

響きがかっこええ。間違いない。

まあ、その名の通り、「ブルース」「ロック」「フォークソング」「カントリー&ウエスタン」などのジャンルで活躍しています。

その特徴、一番メジャーのわりに結構手ごわいんです、これが。

まず単純に、一つの穴から「吐いて」「吸って」で別の音が出ます。
これが×10穴で20音が出せる音数です。

これだけで3オクターブの音域をカバー。

小さい楽器なのに大したパフォーマンスです。

しかし!

弱点もあります。そこは。

この10ホールハーモニカ、各調の「ドレミファソラシド」の長音階しか出すことができません。。

すなわち、全調を網羅させるためには、各調ごとの12本ものハーモニカを用意させる必要があるのです・・・

うーん。。。

まじかよ。。

知らんかった。。。

まあ、そう気落ちする必要はありません。
最初は基本のC調1本さえあれば、何とかなります!
たぶん・・

なぜかというと、
「とりあえず音を出してみたら、そこそこの音楽になってしまう」からです。

どういうこと、それ?

つまり、決まったキー(音階)の音しか出ないので、「音が外れた」状態になりづらく、「それっぽく聞こえちゃう」んですよ、これが不思議と。

さらに穴の並びが「コード配列」になっているため、隣同士の穴を同時に吹くと「気持ちいい和音」が出せちゃうんですね。

具体的には1オクターブ目が「1度」と「5度」の和音配列になっています。
(C調なら、「吐く」で「ドミソ(C)」、「吸う」で「レソシ(G)」といった感じ)

だから、口を大きく開けてがバーッて吹いてみても、

「はい、和音。きもちいいー!」

と、なるわけですね。

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